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2015年1月8日(木)に東京ウィメンズプラザで中川香須美さんの講演会「クメールルージュ時代のセクシャルマイノリティに対する性犯罪」を開催しました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。参加者のお一人が参加しての感想を寄せてくれましたので、以下に報告としてご紹介します。

DSC02624.jpg
(講師の中川香須美さん)


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なぜこんな惨いことが何のために行われなくてはならなかったのだろうか。しかし、真相はわからないのかもしれない。お話を伺って強くそう感じた。
1月8日、中川香須美さんによる講演会「クメールルージュ時代のセクシャルマイノリティに対する性犯罪」が行われた。
初めに中川さんから全員に、30年前の紛争下でのセクシャルマイノリティへの性犯罪についての聞き取り調査にどんな意味があるのか、検討してみましょう!と紙が渡された。参加者の方々は様々なバックグラウンドをお持ちで、多様な意見が飛び交い、場がさらに活性化されていた。
この研究はまだ検証過程であるということで、最新の情報を聞かせて頂けることにとてもわくわくした。
LGBTに対する性犯罪は、以前中川さんが調査された女性に対する性犯罪への性質と全く異なるものであるそうだ。興味深いのが、エイズ対策がなされたおかげで、カンボジアではゲイとMTFコミュニティーがとても活性化されていること。しかし、中川さんが女性のセクシャルマイノリティをあまり見つけ出せなかったことが複雑な差別構造を感じさせた。また、宗教で、「新しい人」「古い人」でもさらなる差別が行われていた。
特に性的嗜好ゆえの恐怖があったが、クメールルージュ時代は差別を受け続けた人生の一部でしかなかったというのは明らかに女性のみに対する性犯罪とは異なっていた。
クメールルージュ時代、道徳犯罪で定めてあったのは男と女のみの性交渉、恋愛関係が禁止されていたため、セクシャルマイノリティへの性犯罪は、特に浮き彫りになりにくい。男同士なら、女同士ならばれないだろうという意識があったであろうというのだから。その意味で中川さんの行われている研究はとても重要であると改めて感じた。
クメールルージュの強制結婚制度や性規制が、少々乱雑で、目的が個人の崩壊意外に不明瞭であることも興味深い。中川さんによると、ある研究者はクメールルージュが多大な影響を受けた中国の多産主義が関係しているのではということであった。
裁判も多額の支援のわりに混沌状態であること、また非常に多くの人が既になくなっていること、資料が少ないことでなぜこのような性犯罪が行われていたのかの真相はわからないのかもしれないと思うと非常に虚しい。
この研究の最終結果を中川さんが発表されることをとても楽しみである。

五十嵐裕萌

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