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8月からユーロスペースなど全国で上映されるジュリアン・シュナーベル監督の映画『ミラル』の試写会に行ってきました。

miral.jpg
「ミラル」は、道端に咲く小さい赤い花。それが、後にジャーナリストとなる主人公のパレスチナ人少女の名前です。このタイトルが示すように、ひとりの女性の自伝に基づくこの映画は、1948年から今日まで、暴力にひきさかれたパレスチナで生きる無数の人々の物語にもなっています。

1948年、イスラエル建国時にユダヤ人民兵の殺戮により孤児となったパレスチナ人の子どもたちをひきとって学校を開設するヒンドゥ・ホセイニ。紛争に追われ、さらに性暴力によって追い詰められてしまうミラルの母。テロリストとなることを選んだ女性。自由をもとめるデモで銃弾に倒れた少女。1978年生まれのミラルの物語は、彼女につながる多くの女性たちの物語でもあります。

シュナーベル監督といえば、眼球の動きでしか外界とコミュニケーションをとれない男性を描いた『潜水服は蝶の夢を見る』での、鮮やかな色彩と光に彩られたイマジネーションに満ちた映像が、つよく印象に残っています。その感情ゆたかな映像センスは、本作でも健在。ミラルが、はじめてできたイスラエル人のともだちと長いドライブをするシーンでは、あふれるほどのパレスチナの陽光が、ふたりの少女をへだてる距離を浮き上がらせます。

1993年で終わるこの映画のラストシーンは、その後から今日までの間に起きたことを想起させて、胸がしめつけられます。希望を信じて生き抜こうとした人々、生き延びられなかった人々。暴力に引き裂かれたパレスチナで生きる、名もなき無数の小さな人々へ捧げられた小さな花のような作品です。

『ミラル』公式サイト
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