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+ Monthly AJWRC
++ メールマガジンfromアジア女性資料センター
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++++ URL →http://www.ajwrc.org/
+++++ 第5号 2007年10月
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【今月の一言】
前号で「次は10月半ば」と書いたのですが、早くお知らせしたいことが多くて、
予定を早めました。そのひとつが、若桑みどりさんの急逝です。
ジェンダー美術史で大きな業績を挙げられた若桑さんは、センターの会員で、
ジェンダーフリーバッシングに対抗する運動にも積極的に関わっておられました。
戦争とジェンダーの表象研究に真正面から取り組み、多くの若手研究者も続いて
います。
まだ71歳でした。自由な立場に立てたからこそできることを、と言っていらし
たのに、本当に残念です。
ほらほらぼやぼやするんじゃないよ、という声が聞こえてきそうです。
心からご冥福を祈ります。
〓〓〓目次〓〓〓
1.[ACTION] ビルマ軍事政権による弾圧、殺害、性暴力を許さない!
2.[NEWS] クメール・ルージュ時代の性犯罪―第2版を刊行
3.[ACTION] 「対話と協力」は口先だけ?拷問禁止委員会フォローアップ申し入れ
4.[NEWS] 北九州監禁殺人事件―DVの影響みとめ、被告に無期懲役
5.[NEWS] 卒中で倒れたマルディエムさんに支援を
6.[EVENT]★セミナー日程が変更になりました!ご確認を★
今後配信ご不要の方は、お手数ですがこちらまでご連絡ください。
⇒ajwrc@ajwrc.org
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1.[ACTION] ビルマ軍事政権による弾圧、殺害、性暴力を許さない!
アジア女性資料センターが取り組んできた重要なテーマのひとつが、武力紛争
下の性暴力です。私たちはそのなかで、軍による組織的な性暴力に対して抗議の
声を挙げてきたビルマ少数民族の女性たちに出会ってきました。
僧侶、市民、ジャーナリストの長井健司さんが犠牲になった今回の武力弾圧の
背後に、さらにどれだけ多くの犠牲があるのか、私たちは知りません。
センターでは、真相の解明と責任の追及を求めて、また日本政府による軍事政
権支援に反対して声明を発表し、首相官邸と外務省に送付しました。
在日ビルマ人たちの中には、武力弾圧から逃れて来た人たちもたくさんいます。
自由なビルマのために、日本にいる私たちも行動しましょう。
◆アジア女性資料センターの声明はこちらから
http://www.ajwrc.org/modules/news/article.php?storyid=312
◆ビルマ軍事政権の少数民族女性たちに対する組織的性暴力に関するレポート
『強かんの許可証(License to Rape)』の日本語版仮訳はこちらから。
http://www.ajwrc.org/doc/LtoR/index.html
◆亡くなられた長井さんへ、センター運営委員の清末愛砂さんの追悼文
http://ajwrc.blog102.fc2.com/blog-entry-11.html
◆ビルマ最新情報はこちら
http://www.burmainfo.org/
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2.[NEWS] クメール・ルージュ時代の性犯罪―第2版を刊行
1974年から79年1月までカンボジアを支配したポル・ポト政権下で、広範に行
われていた、性暴力・女性に対する暴力。
これまで黙して語られることのなかったその実像を、カンボジアのパンニャサ
ストラ大学でジェンダー学を教える中川香須美さんが初めて調査した報告書の第
2版が発行されました。英語版も同時刊行です。
アジア女性資料センターのスタディツアーを通して、戦時性暴力に対する女性
たちの取り組みが、国境を越えてつながりました。
『今、はじめて語られる歴史
――クメール・ルージュ時代の性犯罪・女性に対する暴力』
中川香須美 著 2007
A5判68ページ ¥500(送料、手数料別)
目次等、詳細はこちら
http://www.ajwrc.org/modules/uu_cart/?ucart=main&item=105
英語版
http://www.ajwrc.org/modules/uu_cart/?ucart=main&item=106
★現在、サイトのショッピングカートが不具合のため使えません。お申し込みは、
アジア女性資料センターまで、メール・FAXで。
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3.[ACTION] 「対話と協力」は口先だけ?
拷問禁止委員会フォローアップ申し入れ報告
日本政府は、国連拷問禁止委員会の最終見解を受け容れて、法律・制度の見直
しを!私たち4団体のよびかけに答えて、26団体・112人もの方が、賛同の署名
をしてくださいました。どうもありがとうございました。
ところが外務省の担当課は、私たちNGOとの面会を拒否。やむなく郵送で提出
しました。ジュネーブにおける審査の冒頭、国連大使の藤崎氏が掲げた「国際社
会との協調」「市民社会との対話」という美しい言葉は、やはり外向けのリップ
サービスにすぎなかったのかと、空々しい気持ちがしています。
今後、普遍的定期審査、自由権規約審査、社会権規約審査と、日本に対する重
要な国連人権審査が続きます。日本政府は人権外交をすすめていくとして人権理
事会の理事国に立候補しましたが、一方で国内の人権侵害についていくら是正勧
告を受けても「法的拘束力はない」と聞き流し続けるのは、あまりに誠意を欠く
態度といわざるを得ません。今後もあきらめずに働きかけを行っていきます。
http://www.ajwrc.org/modules/news/article.php?storyid=316
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4.[NEWS] 北九州監禁殺人事件 DVの影響みとめ、被告に無期懲役
北九州市で家族7人が監禁・殺害された悲惨な事件をご記憶でしょうか。一審
では、松永太、緒方純子被告の2人がともに死刑判決を受けましたが、その背景
には、ドメスティック・バイオレンス(DV)の影響があったことが明らかになり
ました。福岡高等裁判所は9月26日、緒方純子被告について、DVの影響のため松
永被告の指示に逆らうことが出来ず、また正常な判断力が低下していたことを認
め、一審判決を破棄、無期懲役としました。
http://www.ajwrc.org/modules/news/article.php?storyid=307
◆アジア女性資料センターはこの判決を支持し、検察庁に上告断念を求める要請
書を提出しました。
http://www.ajwrc.org/modules/news/article.php?storyid=315
◆その他のニュース
出産直後の外国人女性を診療拒否
http://www.ajwrc.org/modules/news/article.php?storyid=314
イランの新家族法に懸念の声
http://www.ajwrc.org/modules/news/article.php?storyid=309
トルコ新憲法に女性たちの反対
http://www.ajwrc.org/modules/news/article.php?storyid=317
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5.[NEWS] 卒中で倒れたマルディエムさんに支援を
13歳で「慰安婦」にされたインドネシアのマルディエムさんは、その辛い経験を、
2000年に開催された「女性国際戦犯法廷」で証言してくださいました。
http://www1.jca.apc.org/vaww-net-japan/womens_tribunal_2000/index.html
その人生は映画『マルディエム 彼女の人生に起きたこと』(海南友子監督)に
もなりました。http://kanatomoko.jp.todoke.net/maru/mal_index.html
そのマルディエムさんが卒中で倒れ、現在、リハビリ療養中です。当面の生活支
援のために、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)がカンパを呼びか
けています。
◆詳細はこちら
http://www.nindja.com/modules/news4/article.php?storyid=4
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6.[EVENT]今後のイベント情報
★日程変更のお知らせ★
10月13日に予定していた杉本貴代栄さんの講演「ホ-ムヘルパ-の抱えるジェン
ダ-課題」が、急遽、11月17日(土)に変更になりました。直前の変更で、予定
を入れていただいた方には、たいへん申し訳ありません。
以下に改めて、今後1ヶ月間の公開イベントスケジュールをおしらせします。
いずれも詳細は、イベントカレンダーをごらんください。
10/12(金)『女たちの21世紀』読者交流会@東京
http://www.ajwrc.org/modules/piCal/index.php?smode=Daily&action=View&event_id=0000001269&caldate=2007-10-5
10/13(土)『女たちの21世紀』読者交流会@名古屋
http://www.ajwrc.org/modules/piCal/index.php?smode=Monthly&action=View&event_id=0000001270&caldate=2007-10-13
10/18(木)スタート!連続ワークショップ「リーダーシップと組織を見直す」
http://www.ajwrc.org/modules/tinycontent0/index.php?id=12
10/19(金)「国連人権システムとリプロダクティブライツ」
http://www.ajwrc.org/modules/tinycontent0/index.php?id=11
11/ 3(土)「暴力と闘うバングラデシュ先住民族女性」
*ジュマネットとの共催。詳細は後ほどホームページに掲載します。
11/ 9(金)「国連人権システムと『慰安婦』問題」
http://www.ajwrc.org/modules/tinycontent0/index.php?id=11
11/16(金)「国連で実現した 同一価値労働同一賃金原則」
http://www.ajwrc.org/modules/tinycontent0/index.php?id=11
11/17(土)杉本貴代栄さん「ホ-ムヘルパ-の抱えるジェンダ-課題」
http://www.ajwrc.org/modules/tinycontent0/index.php?id=8
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最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
ご意見・ご感想等ございましたら、下記までお寄せください。
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発行:アジア女性資料センター
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町14-10-211
TEL:03-3780-5245 FAX:03-3463-9752
E-mail:ajwrc@ajwrc.org URL:http://www.ajwrc.org/
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