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久しぶりの更新となりました!ようやく春らしくなって気持ちの
良い日が続いていますね。
今回は、発行したばかりの『女たちの21世紀』No.77から、
書評の一部を紹介していきます。
まずは次の3冊!「慰安婦」問題、ヘイトスピーチもまさに
「今」の問題、女の友情について語った北原みのりさんの著書も
要チェックです!

*『女たちの21世紀』No.77は、アジア女性資料センターHPから購入できます。
こちらからどうぞ!!


折られた花―日本軍「慰安婦」とされたオランダ人女性たちの声
マルゲリート・ハーマー 著 村岡崇光 訳
新教出版社 2013年

oraretahana
 オランダの植民地だったインドネシアで、太平洋戦争中に日本軍
の「慰安婦」にされたオランダ系女性は数百人といわれるが、その
うちの8人の被害をていねいに聞き取った記録である。
 著者は「オランダ事業実施委員会」(「女性のためのアジア平和国
民基金」の事業を実施するためのオランダ側財団)の元代表・調査
担当者。被害当時にオランダ国籍だったことが国民基金支給の条件
だったため、父親がオランダ人、母親がインドネシア人の女性も含
まれる。抑留所で日本兵に「選ばれて」慰安所へ連行された女性、
街中で日本兵に拉致され、監禁・強かんされた女性など、日本政府
が最も否定したい「軍・官憲」による連行・性奴隷化の実態が詳細
に綴られている。
 日本では、オランダの被害者として初めて名乗り出たジャン・ラ
フ・オハーンさん、裁判を闘ったエレン・ヴァン・デア・プルーフ
さんが知られるが、この本に登場する女性はほとんど匿名で、これ
まで被害実態は知られていなかった。証言記録の多くはプライバシ
ーへの配慮で廃棄等がなされたとのこと、本書の出版はとりわけ貴
重である。
 国民基金が認定した被害者は79名で男性4名を含む。日本兵によ
る少年への性暴力の実態を含め、日本軍による被害の証言を歴史の
記録としてできる限り公開してほしい。        (渡辺美奈)



ヘイト・スピーチとは何か
師岡康子 著 
岩波新書 2013年

hatespeech
 80年代にアメリカで作られたというヘイトスピーチやへイトク
ライムという言葉は、いまや日本でも日常語になっている。しかし
立法による規制を求める声が出るたびに「表現の自由」という言葉
で「民主的」運動の側から規制反対の声が出る。事実はあってもそ
れが特定の「わたし・あなた」に向けられたものでない限り実害と
認めないのが司法の現実だ。こんなにも心身が痛めつけられ、命も
暮らしも脅かされ続けているというのに。
 2007年3月、枝川の東京朝鮮初級学校取り壊し裁判の重要な
担い手であった著者は、くやしい和解終結の後、米英のロースクー
ルに留学し徹底的に学んだ。その成果をまとめ、私たちの社会のあ
りようを変えていくための最も役立つ道具を示してくれた、それが
この著書だ。最初から最後まですべてのページに思いが張り廻らさ
れている。
 露骨に他者をののしり誹謗することが面白くて価値ある行動だ
と、ネットの呼びかけに集まる若者は増殖している。東京都知事選
では、20 代、30代の2割以上が質の悪い候補者に投票した。大阪で
は自分の思い通りにならない議会を前に、再選挙という暴挙を働
く市長がいる。「万能感細胞をぶっ潰すSTOP 細胞はできない
の?」などと冗談を言っている時間の余裕はない。   (丹羽雅代)



メロスのようには走らない。女の友情論
北原みのり 著
KK ベストセラーズ出版 2014 年

meros(mini)
 「女の友情」なんてしょせん空しいだけ、なんて思っていません
か? でもそれは、男が女にケアを求めるための「言説」。翻って、
男の友情論はお涙ちょうだいの「走れメロス」。これまた美談にあ
りがちな、作られた幻想かも。
 本書では「女の友情」に、気鋭(いまさら?)のフェミ、北原みのり
が切り込む。
 男の幻想はすごい。結婚式のスピーチで「夫のために、会社のた
めに、ひいては日本経済のために、ご飯で支えてあげてください!」、
なのだそうだ。著者はバカみたいと切り捨てる。だが、その著者が
すごいのは、そんな結婚をした友人との関係を切ったことを正直に
告白し、自身の当時の戸惑いや友人の選択を尊重できなかったこと
を振り返り、女を分断する「罠」に自分も陥ってしまったと認めた
ことだ。
 多くの友人との事例が引き合いに出される。女たちが表面的な議
論に惑わされず、仲間割れさせようとする横やりを見極め、本当の
敵に対してスクラムを組むべし、と教えてくれる。
で、本書に挿入されるメロ子の物語、である。メロスのように無
理には走らず、だから劇的展開はないけど、女の友情はそもそも地
道で力強いものと示している。
 とある女性の困窮例と、裏表ない友人たちの緊急かつ暖かい対応
には心打たれる。やはり、持つべきは女友だち、だよね。(松原三保)
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テーマ:書評 - ジャンル:本・雑誌

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