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11月29日、ジェンダーカフェ特別版「ネットだけじゃ学べない!『戦争と女性に対する暴力』」に参加しました。

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 私の「ジェンダーカフェ」への参加は今回で5回目です。今回は、夏過ぎから様々な場面で「話題」となっている、日本軍「慰安婦」問題がテーマでした。会場は早稲田にある「アクティブミュージアム:女たちの戦争と平和資料館」(以下wam)です。

 まずは、現在開催されている「中学生のための『慰安婦』展プラス」、その後にwam緊急ミニ企画展「徹底検証!読売『慰安婦』報道展」を見学しました。前者の展示は、今まで展示してあった常設に加えて、中学校・高校の教科書における「慰安婦」についての記述の変遷や教科書そのものがあり、リアルに「慰安婦」の記述が少なくなってきた歴史がわかります。また、比較的「良質」な記述をしていた東京書籍の教科書がだんだん採用されなくなった背景について説明してもらいました。日本社会全体が、戦争責任や日本軍「慰安婦」問題の解決について、消極的で後退している状況が教科書採用からわかりました。


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「読売『慰安婦』報道展」は、朝日新聞があたかも一番の「問題」とされている現在について、他社はどうだったのか、日本社会はそのときどうだったのかを、考えるためには大変重要な展示でした。読売新聞は当初は「慰安婦」問題について、被害当事者にクローズアップしすぎる傾向があるにせよ、解決のための報道は一定程度していました。しかし、2000年代に入ると潮目が代わり、今の読売新聞の論調が形成されました。そのことについて、読売新聞の「慰安婦」問題に関する記事の年表、実際の紙面の縮小版や記事の内容が展示されていました。その展示をみると、朝日新聞だけが「問題だ」とか、これで「慰安婦」問題は触れる必要ないなどという社会の風潮がいかにおかしいのかがわかります。その意味でもこの展示は必見です。

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 一通り展示を見学したあと、参加者とディスカッションをしました。特に印象に残っていることは「中立」という言葉の持つ意味についてです。そもそも日本軍「慰安婦」問題の解決や戦争責任などを友達に話すだけで、「あいつは偏っている」と言われます。参加者もそういう経験をしている人が少なくなかったです。しかし、そもそも「中立」なんて存在しなくて、何か解決しようとすれば「偏って」当たり前だと思います。違う角度から考えれば、被害者がいてそのことを知っている人がたくさんいて、時には証言をしている事柄は「偏って」いるのではなく、事実の説明に過ぎないのだと思います。事実や証言・証拠を知ろうともせずに、証言の信憑性や時代認識のズレなどを理由に「日本軍「慰安婦」は”いなかった”」、「強制連行は”無かった”」と切り捨てる方がよっぽど、「偏って」いると言えそうです。さらによくないと思う事は、「自分には関係ない」、「歴史の問題でしょう」といって、自分の生活から切り離してしまう。これも最近では多く聞かれる傾向のようです。そしてこれらが「中立」(判断しない)だと思っている人も多いようです。何かに恐れているのかも、という意見もでました。

ジェンダーカフェに参加してから色々と知るうちに、その現象一つはそれで成り立っているわけでなく、複層的な問題や状況が構成しているのだとわかりました。特にジェンダーに関することが関わっていることが多いことを知って、大事な視点を学べたなと思っています。そのことは、平時でも非常時でも同じだと思います。そういう面からも、他人のこと、過去のこと、歴史のこと、戦争のこととして敬遠せずに、現代の女性の人権の問題であり、消える事の無い「痛み」の問題であり、そして現代社会に生きる私たちのことであり、私のことであるととして、日本軍「慰安婦」問題を知る必要があると思いました。

最後にジェンダーカフェについてです。いつも参加できるわけではないのですが、普段の生活では中々考えることの出来ないジェンダーに関することを、身近なトピックや同世代と語ることができ、刺激になっています。また、ジェンダーに関することは、本や研究はたくさんありますが、いまいち自分では学べない場面があります。ジェンダーカフェに参加すると、「日常のことから考えていいんだ」と思え、今回の「慰安婦」についても、難しい知識からではなく、考えることが出来て大変有意義な時間を過ごすことができました。また知りたかったかけども、知りたかったこと知れて、勉強になります。私たちはネットで情報はあふれているし、簡単に知る事ができるとは思います。しかし、今回の「慰安婦」問題のように、どうしてもネットでは正確な情報や事実そして何よりも「痛み」を知ることはできないように思えました。また、「今私が思っていることって、変化?これってジェンダーからんでる?」などを確認するには、何よりもたくさんの人と同じ時間を共有することが大事だと思いました。その意味でも、ジェンダーカフェに参加して知り合いができることが何よりもうれしいです。

ペンネーム:ピリピリ
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