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2015年8月2日、久々にアジア女性資料センター・ユースグループ主催の「ジェンダーカフェ」が開催されました。

今回のテーマは「ダイエット」。これまで、外見について「服装」をテーマにしたことはあってもダイエットは初めてでした。遠方からの参加者も含めて、7人が、ダイエットの経験や生活への影響などを話したジェンダーカフェのご報告です。

まずは、ダイエットのきっかけや経験について話しました。参加者のほとんどにダイエットの経験があるとのこと、少し驚きながらのスタートです。ダイエットをしたことがないという人も「太らないこと」を意識していることがわかり、周りからの視線を気にしていることは共通していました。

ダイエットをはじめたきっかけは、好きな人ができた、受験で失敗した、留学先での食生活が変化したなど、人によってさまざま。話していくうちに共通のキーワードは「ストレス」ではないかと見えてきました。

ダイエットをしてよかったことを聞いてみると、食生活に気をつけて運動もするようになったので健康的な生活が送れるようになった、達成感をもてた、自己管理ができて自信になった、自分の見た目に自信を持つことが出来たので外に出ていくことを恐れなくなり交流関係が広がったなどが出ました。一方、ダイエットの悪影響や困ったこととして、やめどころがわからなくて体調を崩してしまった、失敗すると周りを避け始め友達と会うことが嫌になり引きこもりがちになった、などがありました。

ダイエットの経験を話している様子
(ダイエットの経験を話している様子)

「痩せてる方がいい」「痩せてないといけない」という意識を参加者みんながもっていることもわかり、どうしてみんなそう思うのかについても考えました。最初にダイエットをしたのは小学生だった参加者もいて、周りの目を気にして「痩せてなきゃ」という気持ちを思春期を通して強く持っていたことを思い出した人もいました。

「痩せなきゃ」という意識には、「女性は男性より食べ過ぎたら恥ずかしい」「女性は華奢じゃないとモテない」など、ジェンダーに関係する身体のイメージが影響しています。最近の雑誌やテレビでは、仕事も食事も睡眠も美容も上手に自己管理できるとする「完璧」な女性たちが登場していて、「超ネオリベ的!」という批判もありました。

10代の体型と変わってきていることに焦りがあるという参加者もいましたが、「年齢と共に体型は変わって当たり前」と知り、「痩せてる体型が標準」だと思わないようになったという話も出ました。

また、ダイエットは「マイナスを消す作業」という言葉が印象に残っています。「他人に『太ってる』『かわいくない』とだけは言われたくない」、「自分に良いところがないから、せめて痩せて自己肯定感を保ちたい」という理由からするダイエットのエピソードには胸が苦しくなりました。

スイーツを食べながら、和気あいあいとおしゃべり
(スイーツを食べながら、和気あいあいとおしゃべり)

痩せた方がいいという意識には、太っている人への偏見も影響しているのではないかという話もありました。映画やメディアでの表現が差別的で、学校内でもいじめの対象になりやすい。「自己管理ができない」と見られて就職にも不利になる国もあります。日常でも社会でも、見た目に対する偏見・差別は浸透しているのです。最近では「太っていても美しい」という主張もありますが、それも見た目をジャッジすることから脱することができていないのではないでしょうか。

最後に参加者からは「見た目で人をジャッジすることに反対ってこともどんどん言っていきたい」「自分はダイエットしたけれど、痩せることを無条件で肯定することは避けたい」といった感想をもらいました。ダイエットと人間関係、自己肯定感、社会で好ましいとされる外見などについて、若い世代がもっともっと話せる場を提供できたらいいなと思いました。

次回のご参加、お待ちしています!


最後に集合写真を撮りました。少し心のもやもやがとれた参加者一同
(最後に集合写真を撮りました。少し心のもやもやがとれた参加者一同)



 2015年7月23日、ジャーナリストの川田文子さんをお招きして『女たちの21世紀』「フェミニスト視点で問う 戦後70年」特集刊行記念イベントを行いました!

会場の様子
(会場の様子)

 川田さんは、「慰安婦」として被害に合われた方々への聞き取りを通して、「慰安婦」問題について調査を行ってきました。調査を70年代から続けてきた川田さんは、初期から一貫して被害者の方々に寄り添うような丁寧な調査姿勢を持っています。今回の『女たちの21世紀』特集号の中では、「証言から見えた『慰安婦』被害者の戦後」というタイトルで被害者の裵奉奇(ペ ポンギ)さん・石川たま子さん(仮名)・宋神道(ソン シンド)さんの経験を紹介しました。

 今回のイベントでは、誌面では紹介できなかったタミさん(仮名)の戦後についてのお話でした。川田さんからしか聞けない貴重なお話を聞き、被害にあった元「慰安婦」の女性たちの戦後とはどういうものだったのか、普段社会で語られることのない個々の被害女性たちの思いや経験を考えるきっかけになりました。

 川田さんのお話によると、タミさんは貧しい家庭に生まれたため幼い頃からずっと親元を離れて働き、十代で日本の千葉県の「慰安所」で働くことを余儀なくされました。戦争が終わってからも、ずっと自分が「慰安婦」であったことを周囲に隠してきました。というのは、戦時中から「慰安婦」たちは社会から蔑まれる対象とされてきたため、タミさんは周囲に知られることをずっと怯えていたそうです。

 タミさんは88歳になった現在も自営業をしながら元気に過ごしていらっしゃると、川田さんは笑みをこぼしながら言いました。しかし、そんな働き者のタミさんも「慰安所での経験に対しての汚辱感がきわめて強く、それを削ぎ落とすために必死で働いてきた印象」があると川田さんは付け足します。今回のお話の中で川田さんは、慰安所での経験は被害者たちのその後の人生に強く影響していることを強調していました。

 タミさんについてのお話の中で、川田さんは「慰安婦とは人生被害」であると言っていました。続けて、「たった一回のレイプでも、その人の人生を変えてしまう」というのが性暴力の特質だと言います。川田さんが聞き取りを行ってきた被害者女性たちは、「慰安所」から解放された戦後も屈辱感やトラウマでずっと苦しめられてきました。また、近年「慰安婦」にされた方々への侮辱的な発言や事実否定などが目立ち、二次被害にも合われています。ですから、ある意味では彼女たちにとって戦争は終わっていないのです。

 川田さんのお話を通して、元「慰安婦」の女性たちの戦後というのは決して平和なものではなかったということが印象に残りました。ほとんどの元「慰安婦」たちは、「慰安所」から解放された戦後も、ずっと精神的に苦しんでこられました。政府はいまだに元「慰安婦」として被害にあった方々へ公式な謝罪も賠償もしていませんし、過ぎたこととして早く清算してしまおうという姿勢がうかがえます。終わったこととして、いとも簡単に忘れようとする加害者と、忘れたくても忘れることができなくて心の中で葛藤を続けている被害者との、かけ離れた姿勢が表れています。

 私たちが享受してきた「戦後の平和」ですが、沖縄の人々や在日外国人の方たちはもちろんのこと、タミさんをはじめ人権を踏みにじられている/きた数多くの女性たちの犠牲の上に成り立っていることを忘れてはなりません。旧日本軍による性奴隷制度の被害者たちの声はさまざまな抑圧によって隠されてしまいがちですが、川田さんはそんな声なき声に耳を傾け記録してきました。「最近は自慢話ばかりしている」と話す川田さんですが、最近、癌の手術を乗り越えたばかりです。私は被害女性たち一人ひとりの詳しいエピソードや証言を聞くのは初めてだったので、彼女たちの経験がぐっと近くに感じる思いがしました。もっともっと近代日本の歴史の中で生きてこられた女性たちの経験が知りたくなり、イベント後思わず川田さん著作の『ハルモニの唄』を購入してしまいました。またお話を伺う機会があればぜひ参加したいです。

(AJWRCインターン 安藤)

※川田さんが聞き取りを行ったその他の被害者たちの証言は『女たちの21世紀』No.82で紹介されています。
5月28日から全4回で開催した「“ZINE(ジン)”パワーでフェミの戦後70年を広めよう!―いちむらみさこのZINEワークショップ」は6月13日に最終回を迎えました。ワークショップの様子をご報告します。

チラシ
(講師のいちむらさんのイラストが入ったワークショップのチラシ)

1日目は、参加者同士の自己紹介の後、講師のいちむらさんから、どうしてフェミジンが生まれたのか、そこにはどんな意味が込められているのかなど、フェミジンに関する豆知識が紹介されました。そして、女性たちのパンク・バンド「ライオット・ガール」の音楽を聴きながら、それぞれが「戦後70年」の今年に感じていることを共有。共通して見えてきたのは、「イライラ」「ピリピリ」「ヒリヒリ」というキーワードでした。安倍政権になってから「イライラ」が増えている。イライラに加えて「ピリピリ」とした緊張のようなものと、「ヒリヒリ」とした痛みも伴っている。同じ目標を持って集まっているはずの運動現場でも、そのイライラ、ピリピリ、ヒリヒリ常に感じる・・・こんなことが話し合われました。

1日目
(いちむらさんの手作りメモ用紙にそれぞれが感じるイライラ・ピリピリを書きました。)

2日目は、私たちのイライラ、ピリピリすることを広げていく作業です。それぞれの「イラピリ」を出し合いグループわけをしました。完成したフェミジンにはここで出されたテーマが盛り込まれています。

3日目
(みんなで内容を相談中)

3日目はグループわけをしたテーマごとにそれぞれが内容を考えアイデアを共有しました。いちむらさんから、個人的なことは政治的なこと、もっと自分の日常に近づけてみよう!とアドバイスをもらいながら、それぞれの担当ページの構成を考えていきます。そして最終日はそれをもとに作りこんでいきました。

4日目
(書き書き書き書き・・・・)

そして完成したのがこちら!!

            ジン
            (どーん!! 「PMS70!」の表紙)


タイトルは、「PMS70!」

P ぴしっと
M もちろん
S 戦争する
7 な
0 オー
! !

「PMS70!」!!!!

たくさんのジン
(たくさんの「PMS70!」)

今回のフェミジン作りに参加したメンバーのチーム名も決めました。「ダンワら連」です。安倍首相が今年8月に発表すると言われている談話は、日本の侵略戦争を否定し、今まさに目の前に迫る戦争法案を肯定するような内容になることが危惧されています。私たちにイラピリを与え続けている安倍首相に私たちは談話られないぞ!というスピリチャルが連なった名前です。

毎回のワークショップでは、運動現場の女たちが、「おにぎり」をにぎらされる、にぎろうとする、にぎってもいいと思っている、という「おにぎり問題」が話題になりました。「女はおにぎり、男はテント建て」という性別役割分業意識に対して、私たちはどう声を上げていくのか。運動現場では些細なことと思われがちなそういった問題を解決することこそ、目の前に迫る戦争法案、安倍談話、基地問題などに打ち勝つために重要なのだと語り合いました。また、おにぎりをにぎりたくないわけじゃなく、おにぎりをにぎらされたくないのだ!という気持ちから、「闘うおにぎり」「心におにぎり」「おにぎられるな/おにぎらせるな」というスローガン(?)も誕生しました。

闘うおにぎりステッカー
(いちむらみさこさんのデザインで「闘うおにぎりステッカー」も作りました。おにぎらレスラーが性別役割分業お断りを訴えています。)

今回のワークショップへは沖縄や広島からもご参加いただきました。

「PMS70!」は参加者それぞれが渡したい人のために分け合って持ち帰りました。「おにぎられたくない!」「おにぎられないぞ!」という気持ちを込めた「性別役割分業お断り!」ステッカーがついて1部200円。数は限られていますが、アジア女性資料センターにも少し置いてあります。

最後にライオット・ガールのトビ・ヴェイル(Tobi Vai)の「ジグゾー(Jigsaw)」(1991)に掲載されたフェミジンをつくる理由についての一節をご紹介します。

「人を楽しませるためでも、気晴らしのためでも、ほかにもっと上手にできることがないからでもなく、もし私がこういうことを書かないでいたら、ほかの誰かも書きはしないだろうから」

ダンワら連は第2フェーズに突入するとの噂もありますが、まずはこれでワークショップのご報告とします。
ご参加いただいたみなさま、ダンワら連にご注目いただいたみなさま、ありがとうございました!

さあ、みなさんもご一緒に、闘うおにぎり!
   ステッカー
4月23日、第59回国連女性の地位委員会(CSW59)参加報告会を行いました。

国連女性の地位委員会(CSW)とは、女性の人権やジェンダー平等について、国連総会に対し勧告・報告・提案などを行う国連経済社会理事会(United Nations Economic and Social Council、通称ECOSOC)の機能委員会の1つです。CSW年次会合は、毎年2月または3月にニューヨークの国連総本部で行われます。

今年はこの年次総会の59回目、第4回世界女性会議(北京会議)から20年という大切な年であったため、アジア女性資料センターからも3人が参加しました。

初参加であった3人による報告会の様子をご紹介します!


アジア女性資料センター事務局の濱田は、CSW59の概要、3月8日に行われたNGOコンサルテーションデーや国際女性デー記念パレード、参加して考えた日本や海外のフェミニズム運動について話しました。

多くの人が参加していたパレードは、若い人が多く、小さな女の子も「私はフェミニスト」と書いたプラカードを持って歩いていたそうです!日本でも、若い人達とどんどん一緒に活動していきたいですね!
たくさんの元気なフェミニストがいたけれど、フェミニズムへの偏見がるために、それぞれの地域に戻れば孤独を感じることもあると話していたそうです。 CSWと平行して開催されるNGO主催のフォーラムは、フェミニストたちにとって活動に関する情報交換ができる、そして世界のフェミニストたちからパワーをもらえる貴重な場となっています。


カンボジア政府のCSW59報告書作成にも関わった中川香須美さんからは、「CSW59でのジェンダー平等政策に関する各国政府の議論や取り組み」が報告されました。政府の報告書作成に携わった経緯や、どの国も課題の分析よりも取り組みのアピールばかりになることの問題点、不十分なジェンダー予算などのジェンダー平等政策実施の課題についてお話しされ、会場からたくさんの質問がありました。


戦時下の性暴力をテーマにしたNGO主催イベントを中心に参加した永山聡子さんからは、日本の「慰安婦」問題に関する世界の認識や議論の報告がされました。「慰安婦」問題は女性の人権の問題であることや、この問題の解決に関する国際社会と日本の中での認識には大きな齟齬があることがわかります。

また、CSW開催中に日本の歴史修正主義者らが、内閣府男女共同参画会議委員の高橋史郎氏や「なでしこアクション」の関係者をスピーカーに揃えた集会をニューヨークのレストランで開催しました。この集会の開催には国内外から多くの批判の声が寄せられ、当初予定していた会場を急遽変更しなければならなくなったという経緯もあります。 報告会では、現地の活動家のみなさんと共に、この集会に対する抗議行動に参加したメンバーからの報告もありました。


今回のCSW参加の経験を、日本の運動、国内外のネットワーク構築・強化に活かしていきたいと思っています。
応援、よろしくお願いします!

CSW59報告会 kirinuki

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国際女性デイ記念パレード



※ 報告会より、「第59回国連女性の地位委員会(CSW59)参加報告書」(500円)の
販売も開始しました!
CSW参加報告書 2

英語・日本語の政治宣言の他、オフィシャル・ミーティング、政府や国際機関、NGO主催の
イベントの様子など、盛りだくさんの内容となっており、大好評でした!
ご興味ある方は、事務局(ajwrcあっとajwrc.org)まで是非ご連絡ください。 



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